僕らのジャスティー 2008年12月04日 純ネタ トラックバック:0コメント:2

デスサタン「ははは、この小僧の命はもらったぞー!」

けん太「やめてよ助けて!一体僕に何をするっていうんだい?」

デスサタン「ははは。おまえだけ音楽の授業の時みんなの前で歌のテストにしてやるー!」

けん太「じ、地味にいやだよ!あれ恥ずかしいよ!」

デスサタン「毎日ランドセルの中にしめさばを大量に詰めておいてやるー!」

けん太「クサいことうけあいだよ!夏場は特に学校辞めたいよ!」

デスサタン「大学に入ったら自分の母親に有り得ないくらい似ている女の子と付き合ってもらうぞー!」

けん太「壮絶にやだよ!!僕のオレンジデイズを返してよ!」

デスサタン「そんなことを言っても誰も助けになんか来んぞー、ふははは!」

けん太「助けてもらえるものなら助けてー!なんかヒーロー的な人ー!!」


ジャスティスマン「とうっ!!ジャスティスマン、参上!」

けん太「やっと来てくれたんだね!ジャスティスマン!」

ジャスティスマン「すまない、なんか副都心線ってどんな駅があるのか気になって駅で路線図見てたら電車に乗り遅れたんだ。」

けん太「そんなことで!?そんなことで僕の若い命は今にも刈り取られようとしていたというのかい?そしてジャスティスマンは基本電車で来てるの!?」

ジャスティスマン「あえての電車出動さ。一時はJRに就職することも考えたよ。」

けん太「聞きたくないよ!ヒーローのかつての就活話など!」

ジャスティスマン「『遮断機が降りるのでごはん三杯はいけます!!』って言ったら一次面接で落とされたよ」

けん太「アピールの仕方がクソだよ!!」

デスサタン「君たち…僕はもう帰りたくなってきたよ…」

けん太「ああっ!デスサタンの存在を忘れていたよ!ごめんなさいとしか言いようがないよ!!」

ジャスティスマン「おのれデスサタン!タケル君を離すんだ!」

デスサタン「タケルじゃねーよ!!けん太君だよ!!」

けん太「デスサタンがまさかのフォロー!!しかも僕に対して優しさを見せた!」

ジャスティスマン「喰らえデスサタン!孤独死チョップ!!」

ナレーター
「説明した方がいいかな?孤独死チョップとは、なんか喰らうと大切に育て上げた子供をその子の配偶者に奪われ、さらに同居を言い出せず、自分の配偶者にも先立たれ、年金も底をつき、生活保護も打ち切られ、働き場もやはり見つからず、ゆくゆくは一人で寂しく死んでいく。そんなチョップだよ」

けん太「とんでもない必殺技が出た!」

デスサタン「ぐわあああ~!退散!」

ジャスティスマン「やった!これでやつの老後は真っ暗だ!」

けん太「ありがとうジャスティスマン!助かったと言えば助かったと言えなくもないよ!」

ジャスティスマン「今さらだけどジャスティスマンとか長いからジャスティーでいいよ。」

けん太「ええ?そんなジャワティーみたいに…。」

ジャスティスマン「困っている人がいたら助けるのが僕の使命だからね!」

けん太「さすがヒーローだね!」

ジャスティスマン「でも正直お金は欲しいよね!」

けん太「ええっ!」

ジャスティスマン「月手取りで26万はもらってもいいとさえ思っているんだよ!」

けん太「妙にリアルなところがいやだよ…」

ジャスティスマン「出動が少ない時は仕事がないからJRで駅員のバイトをしているよ」

けん太「まだJRへの夢は捨てきれてなかったんだね!?」

ジャスティスマン「仕事が少ない時はもっぱら家でテレビに向かってしゃべりかけているよ」

けん太「残念な老後じゃないか!!」

ジャスティスマン「ヒーローの仕事も楽じゃないんだよ…」

けん太「子供の僕に言われても…。そうだ、ジャスティーは子供の頃どんな子だったの?やっぱりその頃からヒーロー的な感じはあったの?」

ジャスティスマン「なんかバッタを捕まえては水の中に沈めていたよ」

けん太「残念にもほどがあるよ!!」

ジャスティスマン「書道の時は僕だけ買って来た墨汁を使わせてもらえず、すずりに水を溜めてあの黒い炭みたいなやつを延々20分くらい擦っていたよ。ちょうどいいくらいの色になったと思ったら明らかに周りの子の墨汁よりも薄くてね、散々だったよ」

けん太「なんだか同情しにくい程度のイジメだよ!」

ジャスティスマン「しかもドッジボールの時は僕だけ顔面セーフではなかったんだ」

けん太「それは考え過ぎじゃない!?」

ジャスティスマン「そういうけん太君はどうだい?」

けん太「僕は毎日学校が楽しいよ!だって昨日もね…」

ジャスティスマン「この辺ユニクロある?」

けん太「ジャスティー、いま僕殺意が沸いたよ…」

ジャスティスマン「あー、バイト辞めたい…」

けん太「やめてよジャスティー、もはやジャスティーがただのフリーターにしか見えないよ!」

ジャスティスマン「何を言ってるんだいけん太君!これでも僕はヒーローだよ!」

けん太「ああっ、ごめんよジャスティー。さっきはかっこ良かったよ!」

ジャスティスマン「そうだろ!僕の必殺技は『孤独死チョップ』以外にも、『親の財布から現金抜き取り蹴り』や『姪っ子に性的いたずらアタック』もあるんだ!」

けん太「すいません!前言撤回させてもらってもよろしいですか!?」

ジャスティスマン「正直ぼく子供きらいなんだけどね」

けん太「ええ~、今になってまさかのカミングアウト!」

ジャスティスマン「だってなんかうるさいじゃん」

けん太「確かにそうかもしれないけど、でもうるさくない子もたくさんいるよ」

ジャスティスマン「いやうるさくなくてもなんか子供ってだけで腹立つよ、無条件でシバきたいよ」

けん太「ジャスティーの方が完全に理不尽だよ…」

ジャスティスマン「ただかわいい少女はこの上なく好きだよ」

けん太「ジャスティー……僕いま思わず110番を入力して携帯を閉じたよ…」

ジャスティスマン「正直この業界に入ったのはかわいい美少女に性的いたずらを施すためでもあるよ」

けん太「たった今ジャスティーのヒーローとしての要素が完全に無くなったよ!!性的虐待じゃないか!!」

ジャスティスマン「違うよ!性的虐待じゃないよ!あくまでも性的いたずらだよ!」

けん太「同じ事だよ!なに少しでも罪を軽くしようとしてるのさ!一体何がジャスティーを性獣へと変貌させたというんだい」

ジャスティスマン「そう、あれは高校を卒業してから…」

けん太「なんか語り始めた!」

ジャスティスマン「僕は目をキラキラさせて大学に入ったんだ。でも大学に入ってから三年…待てども待てども誰も僕に告白してこないのに激怒して大学を辞めてやったよ…」

けん太「何しに大学行ってたのさ!」

ジャスティスマン「あのメス犬ども。なんで誰も告白してこないんだよ!ふざけんなよ!!」

けん太「あなたがふざけないでよ!!」

ジャスティスマン「ゼミの発表の時に『川田さん好きです!付き合って下さい!!』って言ったらそのゼミの単位来なかったよ…」

けん太「発表違いにもほどがあるよ!それで単位が来てたまるか!」

ジャスティスマン「教授め、ふざけんなよ!教授も僕に気があって、僕が他の女の子に告白したからといってジェラシーで単位をくれなかったんだ、ちくしょう!!」

けん太「その線は確実に薄いと思うよ!!なにが『ちくしょう』だよ!こっちのセリフだよ!!」

ジャスティスマン「他の授業でも、かわいい女の子の隣に座っては鼻息を荒くしていたよ。たまに黙って赤外線受信の状態にした携帯電話を無言で差し出したりもしたよ。」

けん太「もはや悪い意味でのエロテロリストだよ!!」

ジャスティスマン「結局女の子からアドレスを受信することは一度たりとも無かったんだ…」

けん太「そうだろうね!?容易に想像がつくよ!!」

ジャスティスマン「その後三年程ニートをしたよ」

けん太「就活しなよ!なにしてんだよ!」

ジャスティスマン「お母さんに『あとで食べるから置いとけよクソババア』って言う日が続いたよ」

けん太「ニートというよりただの中二だよ…」

ジャスティスマン「でもごはんは毎日ちゃんと自分でチンしたよ?」

けん太「…だからなんだよ!?クソ程の苦労もしてないじゃないか!なに最低限の苦労アピールしようとしてんだよ腹立つな!」

ジャスティスマン「その後はこのままじゃいけないと思ってお笑い芸人を目指したよ」

けん太「だから就活しろよ!!どこからその発想が出て来たのさ!?」

ジャスティスマン「都内のインディーズライブや各プロダクションにネタ見せに行ったけど全くダメだったよ…」

けん太「そうなんだ…ジャスティーも頑張ってたんだね…」

ジャスティスマン「基本的に僕のネタは、ブーメランパンツ一丁で舞台に出て行き、MISIAのエブリシングを歌いながら全身にオリーヴオイルを塗りたくるというネタだったよ」

けん太「誰が得するネタなの!!?」

ジャスティスマン「これやった後お客さんの8割が帰っていったよ」

けん太「当然の結果だよ!!え?そのネタ一本でずっと活動してたの?」

ジャスティスマン「そんなわけないじゃないか。ちゃんとオリーヴオイルをエクストラバージン・オリーヴオイルにしたり、たまにはゴマ油に変えたりしたよ」

けん太「どう気づけっていうんだよ!ハングリー精神さえも皆無だよこの人!」

ジャスティスマン「放送作家の人に『君の将来が見えないよ』って言われたよ」

けん太「まったくもってそのとおりだよ!」

ジャスティスマン「ちくしょう!芸を見る目がない無能放送作家どもめ!僕の前衛的なネタをよくも…」

けん太「『前衛的』という言葉で自分の芸の無さをごまかそうとしている!」

ジャスティスマン「そうしてお笑い芸人への道も断たれ、僕は正義のヒーローを目指し『(株)ヒーロー商会』に就職した」

けん太「なんか胡散くさい会社名だね!!…っていうかよく内定取れたね。」

ジャスティスマン「ああ!身体で勝ち取った栄光さ!!」

けん太「身体を売ったのかい!?その時点でヒーローからは程遠いよ!!」

ジャスティスマン「ババア社長に毎晩毎晩ヒーローショー・プレイを強要されたよ」

けん太「歪んだ性癖の犠牲になってる!!」

ジャスティスマン「そのせいで僕の性癖も歪んでしまったと言っても過言じゃないよ」

けん太「過言だよ!なに人のせいにしてるのさ!」

ジャスティスマン「……あっ、けん太君僕もうそろそろ行かなくちゃ」

けん太「そうか!また悪者に襲われている人を助けに行くんだね、頑張って!!」

ジャスティスマン「いや、家の近くの女子中学校が今日運動会だから盗撮に行かないと!特に100メートル走と騎馬戦はハズせないよ~!ヒッヒイ~!!」

(ダー!!)

けん太「ジャスティー!待ってよジャスティー!……あっ、もしもし警察ですか?盗撮犯が…はい、よろしくお願いします。……ヒーロー、それは誰もが一度は憧れる勇者。しかしヒーローが時として悪魔へと豹変することもある。もしかしたらあなたの中にも、ヒーローはいるのかもしれませんね…。」

                                              END

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