おまえ、肩にベルマークの入れ墨彫るなよ 2013年02月12日 日記 トラックバック:0コメント:0

バレンタインデーには、チョコレートで他人の家の合鍵を作って不法侵入しようと画策中のみなさんこんばんは。
ピザって10回言った後にそっと優しく相手の唇を奪う↑野です。

そういえばずっと前に、100円ショップで野菜の種を買おうと思って、トマトの種を持ってレジへと行ったら、「そちらの商品は二つで105円の商品なので…」と言って、店員は突然黙って棒立ちし始めたのです。

え!?なにその理論!?なにこの間!?そしてなにその子犬みたいな目!?申し訳なさそうなわけでもなく「え?何か?」みたいな、この世の汚れを知らぬ純粋無垢な眼差しは!?むしろこっちが悪いみたいになってるし!
後ろの客が「あーあ、こいつやっちゃった」感出してるし!やってねえよ!刑事さん、俺は無実だよ!

じゃあなんで二つ限定じゃないと買えない商品を用意したんだ!どうしてこうなるまで放っておいたんだ!すぐにオペだ!
これが現代社会の弊害というものなのか!一つ50円で売るという機転も利かせられず、客が求めていない種まで買わせる、そう、まるで養子を一人引き取りに来たら「ついでにこの子も引き取ってよ」と、子どもを物のように扱って言われたかの如く!許せん!腐っとる!これは人間性に対する裏切りや!わいは抗っていくでぇ!

…という僕の気持も声を大にして伝えられるはずもなく、僕は「あっ、じゃあもう一つ持ってきます…」と、初めてのセックスの時でさえ出さないような戸惑いを孕んだ小さい声で返事をし、小走りで再び野菜や花の種たちの前へと舞い戻った。

しかしね、当たり前だけどね、俺が育てたかったのはさ、ほら、トマトなんだよね、もうあいつしか見えねえから。
そうやってこっちが「このまま君だけを奪い去りたい」ってDEEN並みに歌ってるのに、なのになんだこの状況は?急に言われても困りますよ、トマトのことしか考えられない身体で来たのに、急に他の種も選べなんて言われたって、ウチそんなん考えられへん!

とはいっても、他の客と店員を待たせているというプレッシャーが僕の肩に重くのしかかって来ている。
僕は頭をフル回転させて瞬時に沸き出た直感を頼りに、青シソの種を選び取った、早くもシソのいい匂いと、青々と茂った特徴的な形の葉のイメージが、心の中に自然と漂って来るかのようであった。

こうして、全然予定にはなかった青シソを手にし、家に帰ったはいいが、もちろんベランダにあるプラントは一つ。

僕は苦悩した、どうすればいいのか。
しかし幸いなことに、トマトも青シソも夏辺りに旬が来るそうで、ならば二つ一緒に植えればいいと結論した、二人はプリキュア!
プラントの半分にトマトの種を撒き、もう半分に青シソの種を撒いて、丹精込めて水をやり続けた。


数ヵ月後、青シソに養分を盗られたせいか、トマトは全然実を結ばなかった。
そして青シソは、どっかのモンスターみたいな形の、中型犬ぐらいの物凄い大きさに育った。
「二兎を追う者は一兎も得ず」というが、あれは嘘だ、人は二兎を追った結果、ウサギ二匹分ぐらいの大きさのシソを得る。


ちなみに、シソの花言葉は「善良な家風」らしい。
やかましいわボケ、と思った。

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