歌丸あるある:上手いこと言えない奴は家畜以下の存在価値と見做している 2012年08月25日 日記 トラックバック:0コメント:0

大学一年生だった頃の夏休みに、友達と三人で大阪の梅田に遊びに行った時、とあるラーメン屋に昼食を食べに入った。

なんのプライドかよく分からないが、そこの店はメニューで、本場中国のラーメンの名前をそのまま漢字で表記していた。
当然フリガナなど皆無で、醤油ラーメンとかは普通に日本語で書いてあるけれど、バンバンジーとかは完全に棒棒鶏と書かれてた。

友達二人が無難に冷やし中華を注文する中、僕は「野菜たっぷり白湯麺」がとても気になった。
せっかく梅田まで来たのだから、もうこれは冷やし中華とか、そこらのババアが思考停止して作るTHE・レールに乗った食べ物などは食べたくなかった、レールに乗った食べ物は回転寿司だけで十分なのだ。

「夏だから冷やし中華」だなんて。
ベタやわぁ~!スベってるスベってる、お兄さんスベってるよ!夏だから冷やし中華って、ベタ過ぎて逆に笑うわ!
「隣の家に塀が出来たんだってねぇ」「へぇ~」ぐらいベッタベタ!ケンタッキー食べた後かと思った!濡れタオル持って来て!

「クラスでよく告白とかされる→親が勝手に履歴書送っちゃって、ハハハ→ジャニーズ事務所所属」的なありふれた、誰もが一度は目にする、そんな選択わいはしたくなかったんや!俺は親父みたいな人間にはならねえ!
わいはもっとこう、前人未到のけもの道を行きたいんや、いや、むしろこのわいが新しい道を作ったる!ぱいおにあーやで!

せっかく人間として生まれて来て、一度きりの人生を歩むんや、「夏だから冷やし中華」なんて、そんなんウチ嫌や!
ウチはもっと独創的に生きんねん!それがアタイのプライドや!自尊心と書いて「じぶん」と読むんや!こんにちは新しい世界よ!

そんなことを考えながら、僕は野菜たっぷり白湯ラーメンを頼むことにした。

僕「えーとじゃあ僕は、この『野菜たっぷりシャンタンラーメン』で!」(明日への希望と誇りに満ち溢れた表情)

店員「あっ、それ『パイタン』って読むんですよ(笑)野菜たっぷり『パイタン』ラーメンがお一つですね、プスス(笑)」


僕の独創性と自尊心は12秒で粉々に砕け散った。
羞恥心から出た汗は僕の背中を流れ落ち、店内の冷房と相まって、やがて僕の背中をじっとりと冷やした。

「あ、冷やし中華みたいだな…」

そう思いながら僕は、野菜たっぷりパイタンラーメンを食べた。

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