じっくりコトコト煮込んだ公認会計士 2010年11月08日 ネタ雑談 トラックバック:0コメント:0

↑野です。

唐突だけど、言っていい悪口とダメな悪口があると思います。
なんだ、今や世間では若い人の間でもすぐに「死ね」とか「殺すぞ」とか言うそうな。
怖いわ!最近の若い子はほんまに怖いわ!しゃれならんわこれほんまにああ怖っ!ってなもんですよ。

当然ですが死ねとか言うのは他人の心を深く傷つける可能性大なわけです。
いくら腹が立っても、本当に相手の死を願っていたとしても、やはり口にすべき言葉ではない。
それで本当にその人が死んだらあなたは責任取れるのですか論もまあ尤もでしょうな。

しかしだからといって人間とは精神的に脆弱であり、完全な倫理的卓越性など容易に持ち合わせることが出来るわけもなく、聖人君子がその辺をごろごろしている光景などまあ見れなく、現にそうあるべきでもないのでしょう。
それゆえ、人間なのだから何か腹立たしいこと、理不尽なことに出会った時に素直に怒り、呼吸のようにいとも簡単に人への非難ぐらい口をついて出ても許されて然るべき。

そう、冒頭で述べましたように、悪口を言うのがダメなのではなく、言うべきでない表現の悪口を言うのがダメ。
それではどんな悪口なら言ってもいいのかと散々考えた挙句、僕は一つのお勧め悪口を見つけ出しました。


それが「帰れ」です。

いかがですかこの響き。
この実質の意味。

死ねとか殺すぞとかの仰々しく、人を深い悲しみへと突き落とすわけではない、しかしだからといって言われても全く不愉快にならないわけでもなく、行き過ぎない程度にそっと優しく相手の非を批判するこの一言。

気付きましたか?
「死ね」も「殺すぞ」も実は「ムカつくから自分の前から消えろ(消すぞ)」ということですよね。
死ねはそれを願い、殺すぞはそれを強制的に自分がするぞという。
願望か実行かは別として、この二つの悪口は腹立たしい相手の姿を目に入れたくないという、いわゆる顔も見たくない的な意味で共通しています。

そして言わずもがな「帰れ」というこの悪口も、それらと同じく顔も見たくないという意味を内包する言葉。
しかしこれは上の二つと大きく違う重要な点がある。
そう、この世からいなくなったり法を犯したりすることが全くない。
相手に帰宅を促すだけなので、実は誰かを傷つけるという意味は一切含まれていないのです。
それにも関わらず、不快の意と相手への罵倒を同時並行的にこなせる何とも素晴らしい悪口。

しかもとてもエコ、無駄なエネルギーを使わない。
声に出して三文字、文字にして書いてたったの二文字のこの使い勝手の良さ。
この点においては、古くから伝わる「お前の母ちゃん出べそ」的長文悪口を凌駕する。

しかもそれでありながら、その時の状況や自分の怒り心頭具合に応じて、言い方・声色・表情・声量を使い分けてお好みの非難強度に変えられるだけでなく、時として笑いを誘う冗談としても役立てることができる。

例えば、ちょっとあなたが不注意で友達の家を全焼させてしまったとしましょう。
その友達に「死ね!」とか言われたら必要以上に責められた感じがして腹が立ちませんか?
「殺すぞ!」とか言われたら言い様のない恐怖を感じて、時には警察沙汰になりませんか?

でもそこで「帰れ!」って言われたらどうですか?

ほら、悪いことをしたし相手も怒っているなと反省しながらも、なぜか心穏やかな心情で「分かった帰ろう」と納得し、どこの山崎まさよしだよと言わんばかりにお家に帰ってシチューを頬張るでしょう?

これですよね、これなんです。
相手に対する申し訳ないという気持ちと、自分に向けられた自責の念を一切欠くことなくしっかりと反省はする。
しかし反省はするけども、だからといって必要以上に自責の念に駆られる必要もない。
相手に対して、それはさすがに言い過ぎじゃないのかと感じて無駄な喧嘩も起こらない。
つまりは自分も相手も必要以上に責め合わない。

責めないし、責めないどころか一曲踊りたい。

相手と一緒にオールナイトロングで踊りたい。

そして輝く眼差しを交わし合いたい。

言葉なき空間で、潤んだ瞳で会話をし、熱い眼差しを飛ばしたい。

そしてそっと肩を抱き寄せてキスしたい。

触れるか触れないかの、絹が触れ合うような優しいキスをしたい。

そして海の見えるあの丘で、思いの丈を伝えたい。

輝く海面に反射された光が柔らかく二人を包みこむ中で伝えたい。

そして時には抱き合いたい。

壊れるほどに、弄るように、情熱的かつ寵愛的に、全身で包み込むように抱き合いたい。

そしてバスローブに身を包み、ベッドの上で語り合いたい。

自分のこと、あの人のこと、全てを知り尽くそうと語り明かしたい。


やがて霧深き早朝の人知れぬ港で、もう一度わたしをHold me tight
二人の汚れを知らぬ魂は、神々しき日差しに包まれFly in the sky













…ああ?なんやお前ら!
その「オチが見つからないからっていくらなんでもこの終わり方は苦し過ぎだろ…」っていうその目は!?


帰れ!!!

人気ブログランキングへ
トラックバック URL
http://ueno3460.blog8.fc2.com/tb.php/370-a603fe0e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)