オーダーメイド断末魔 2010年09月03日 日記 トラックバック:0コメント:0

先日twitterでもサラッとつぶやいて流していたのですが、近くのスーパーに買い物に行く途中、生まれて初めてスズメバチに本格的に襲われたわけです。

twitterっていうのはほんと罪なツールだと思います。
あんな壮絶な体験をしたというのにツイートとしては「さっき生まれて初めて本格的にスズメバチに襲われた」で終わりですからね、それを見た人だって「ふーん」としか思えないでしょうけどマジで死を意識したほどの壮絶な臨死体験だったわけですよ。


そもそも僕の自宅の近くには自然豊かな散歩道がありましてね、ほら僕って自然を愛する森ボーイではないですか?自然愛しすぎてもののけ姫を全裸で観る毎日ではないですか?だからもちろんその自然豊かな散歩道を歩いて近くのスーパーに行くわけです。

するとどうですか。
大自然を愛でながら目的地へと向かう、歩く結婚したい男ナンバー1の僕の耳元にいきなり「ブーン!」という羽音がするではないですか。
正直最初はただのカナブンかなんかだと思っていたんですけども、どうも音が大きすぎると、そしてなんだか禍々しいオーラを感じるぞということでふと見てみるとなんとピンクローターぐらいあるスズメバチが至近距離でとんでいるではないですか。(ピンクローターを御存知でない方は各自で調べておいて下さい)

まあ、この時点でまだスズメバチか空飛ぶピンクローターか、どちらなのか確証は得られてなかったんですけども、いくら世知辛い世の中とは言え、この日本社会においてピンクローターが自由自在に空を飛びまわり、ましてや僕のような善良な市民を襲うような事はあり得ないと論理的に考えてみたところ、自ずと選択肢は絞られて正解はIt`s スズメバチ oh yeah!と出てくるわけですね。

しかもどう考えても僕の頭めがけて全力で飛んで来るんですね。
あの昔のクイズ番組の、○か×か正しいと思う壁に向かって全力で突っ込んでいくやつみたいな勢いですよ。
彼というハチは○でも×でもなく僕を刺し殺すことを正解と考えたわけです。

死を意識しましたね。
もうこれは絶対に走馬灯見えるわ、ああ見える見える見えちゃううう?!と思っていたのですが結局走馬灯は全く見えませんでした、見えていたのは物凄くいかついスズメバチだけでした。

一般人ならばここで慌てふためき泣き叫び失禁して間違いだらけの行動を起こしてスズメバチに刺されてジ・エンドなわけですが、そこはほら、僕ってかつてロシア軍第17空挺パラシュート師団に所属していたではないですか?
その身に染み付いて離れない元ロシア軍の時の経験が滲みだして来て、咄嗟に冷静かつ的確な判断をします。

そう、かつてテレビで観たことがあったのです。
ハチは「黒いもの」や「動くもの」に反応してそれに向かって襲ってくること、襲ってきたら刺激しないために無暗に走って逃げたりするのではなく、身をかがめてゆっくりと逃げなさいと。

普段からあらゆる危険事態を想定して行動している元エリート軍人の僕ですからそんな基本的な情報はとっくの前に取得済みなわけです。
しかしその時の僕の服装は明るい色のものがほとんどであり、黒いものは一つだけでした。
そう、髪の毛です。

これには困りました。
さすがにスズメバチに出会ったからといっていきなり髪の毛を全てむしり取るわけにはいきません。
ただでさえ最近急激に禿げ出してきてハーゲンダッツを見るのも嫌になってきていたので殊更です。

そこで最早できるだけ安全に逃げるしかないわけですが、ほら、僕ってかつてアメリカ陸軍特殊部隊・グリーンベレーに所属してたじゃないですか?そこでこの身に染み付いて離れないエリート軍人経験から咄嗟に身をかがめ、片手を地面について身体を横にし、片肘だけで匍匐前進のように素早く移動を開始したのです。

開始してすぐにグリーンベレーでの思い出が蘇り、同じ部隊だったジョゼフが僕の分のマフィンを食べて喧嘩になったこと、手榴弾でキャッチボールをして教官に怒られたことなどを思い出し、遠い目をするほどでした。

しかしここで最大の誤算が浮上しました。
なんとハチが普通に襲ってくるのです。
びっくりするぐらい僕のナイス判断や巧みな匍匐前進を全て無視して普通に攻撃してきたのです。
ええ?ですよ、何こいつ、徹子の部屋の時の黒柳徹子並みに空気読まないよこのわんぱくボーイ。

僕はかつて見たテレビ番組に本気でキレながらも、そろそろ死ぬなと思いました。
まさかスーパーに行く途中でハチに殺される最後とは、それならもっと半額になってない寿司とか食べればよかったと涙が浮かんできました。

もはや万策尽きた僕は必死で手を振り回してハチを撃退しようと試みました。
そうです、「ハチは身体にとまってから刺すのですから、ハチがとまる暇もないぐらいに激しくダンスするように全身を動かしながらハチを追い払えば良い」のです。
僕は幼き頃にプレイステーションでプレイしたダンスダンスレボリューションを思い出し、懸命に全身を振り乱しながらハチを攻撃しました。

ハチが複数いるときにはこの策は自殺行為なのかもしれませんが、相手は幸運にも一匹とあればその一匹に身体にとまられなければ負けることはないのです、勝機!

するとなんとハチは激しく振り乱す僕に呆れたのか、しばらくするとどこか遠くへと去って行きました。
よく「必要のない経験などない、必要なく思えても必ずどこか意外なところで役に立つ時が来る」というような格言を聞きますが、まさか幼き日のダンスダンスレボリューションが我が身を救うとは…。

最終的に僕の身を救ったのはロシア軍第17空挺パラシュート部隊での経験でも、アメリカ陸軍特殊部隊・グリーンベレーでの経験でもなく、ダンスダンスレボリューションだったわけです。

ということでね、皆さんもほんと気を付けてください。
もうすぐ夏も終わりかもしれませんが、ハチは本当に怖いですから、場合によっては死者も出るほどのものなので、僕のような抱かれたい男No.1イケメン・エリートサバイバーならばまだしも、素人の方々は必ず気を付けて、万一の時には冷静かつ的確な判断を心がけるようにしてください。

いや?しかし本当に恐かった。
何が恐かったって、


ハチを追い払って後ろを振り向いてみたら、散歩中のおばさんが一部始終全てを見ていたということですよね。

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