究極完全態・平野レミ 2010年08月25日 日記 トラックバック:0コメント:0

皆さんこんばんは、↑野です。

昨日は自分でカレーを作ったのですが、やはり一人暮らしということもあって、普通にスーパーに売っているカレールーは5皿分からしかなかったもので必然的に一度では食べられない量を作ることになります。

あらまどうしようかしらとわたくし困っていたところ、良いことを思いつきまして。
ほらよく言うではないですか?「カレーは一晩寝かせたらより美味しくなる」と。
しかもこれ別に迷信でもなんでもなくって普通に科学的根拠もちゃんとある情報だそうじゃないですか。

ということでね、カレー作り過ぎたのなら、ある程度はその日のうちに食べて、残りのカレーは一晩寝かせようと決めたわけです。

しかももう一つ、こちらは科学的根拠はほとんどありませんが、巷ではやれ「料理は愛情」だとか「美味しくなれと水に話しかけたら本当に美味しくなった」だとか言うではないですか?

正直僕自身はあまりそういうことは信じていないのでありますが、しかし大した手間でもないですしやれることはやっておいてもいいんじゃないかと考えまして、そういったアプローチも加えてカレーを一晩寝かせたわけです。
そうすればカレーも最も美味しくなってくれるに違いありません。


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ということでさっそくカレーを寝かせてみました。



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そしてこのご満悦の表情。
やっぱりカレーは一晩寝かせた方が美味しくなるというのは本当のようですね。

しかしここで困ったことに、心なしかカレーがなかなか寝付けない様子。
やはり初めて泊まる他人の布団ではそう簡単には眠れないということか。



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ということでカレーを寝かしつけるためにいろいろ試してみることに。
やはり寝付けない時の効果的な対処法と言えば、ずばり本の読み聞かせ。
絵本や小説などの物語を扱うジャンルの本を読んで聞かせてあげれば、快適な睡眠へと誘えるのでは。
そう思った僕はトルーマン・カポーティの名作「ティファニーで朝食を」を読んであげる。
このカレーは明日の朝食になることと少しかけてもいる。

これで心地よく眠りに就いてくれると思った僕だったのですが、村上春樹の巧みな翻訳のせいもあってか、カレーは眠たくなるどころかより一層目が冴えてしまったようなのです。

これは困った、次の手を打たなければと僕が行なったのが…



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弾き語り。
スピッツの眠たくなるような歌々をしっとりと弾いて聴かせる。
個人的には数あるスピッツの曲の中でも「楓」が一番眠たくなるのではないかなと考えたのですが、カレーはスピッツの曲の中では比較的マイナーな「プール」を要求してきました。
なかなかスピッツ通で気が合うなと思いました。

しかし残念なことに、僕のギターの腕が悪いせいか、弾き語りでもカレーは眠りに就けなかった。

いよいよ後が無いなと考えた僕はカレーに対して最後の手段を駆使します。
それはずばり…



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添い寝&腕枕ですよね。
やはり人は人を必要とするし、カレーだって人を必要とするわけです。
そして傍に人が居てくれて、腕枕なんかしてくれていたらそりゃあ安眠できるにも程があるわけです。

しかも冒頭で言いましたように、料理は愛情なのです。
食べる人が感謝するどころか添い寝して腕枕などの愛情表現行為をすればさぞかし美味しくなるのです。

しかしここで予想外の失敗が…

そう、実はこのカレー女性だったんですね。
そうとなれば話は変わってくるわけでして、皆さんも考えていただければ分かると思いますけど、会って間もない男に急に添い寝だとか腕枕だとかされても安眠するどころか、ドキドキして逆に興奮して眠れなくなってしまうではないですか?
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この微妙な距離感はそういうことだったんですね。
僕としては「なんでもっと身体を寄せて来ないのかな?」と不思議に思っていたのですけども、それも仕方がないというものです。
つい最近できたばっかりの若い女カレーがそんな会って間もない男の腕の中で安心できるわけがないのです。

逆にそんなこと認めませんよ。
そんな淫乱ふしだらカレー、僕なら明日の朝食にするどころか即座に勘当もんですよ!
そんな誰とでもすぐに寝るようなスプーンの軽い女カレー、こっちからごちそうさまですよ!

そうして反省したもののこれで万策尽きてしまったわけですが、とりあえずカレーも放っておけばいずれは眠くなるでしょうから、ここはそれまでの時間つぶしも兼ねてもう一つのカレーを美味しくする方法こと、「愛情を込める」作業に移ることにしました。



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どうですかこの表情?はにかんで頬にできた笑くぼが可愛らしい。
お世辞ではないかと思っていながら、やはり女性とはいつの時も褒められて嬉しくないはずはないのです。

僕はさらに褒めて褒めて褒めまくって愛情を注いでやろうと言葉を投げかけます。



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ところが突然彼女はこのように口を一の字に固く結んで表情を曇らせてしまいました。
曇らせるどころかこれはどう見ても怒ってしまっていますね。

これには正直僕も焦りました。
なぜ愛情表現の最も直接的かつ効果の高いはずの褒めるという行為をしているのにご機嫌ナナメなのかなと、今日の彼女は個人的にスパイスの居所が悪くてたまたま不機嫌になっただけなのかなと。

しかし僕は稚拙で愚かな人間でした。
僕はカレーのことも女性のことも何一つちっとも分かってはいなかったのです。
カレーも人間もそんな単純な生き物ではないのですから。
特に女性は「女心と秋の空」とも言われるように、扱いの難しい複雑な心を持っているのです。

そう、褒めたこと自体が悪いわけではなかったんです。
問題なのは「どこを褒めるか」ということだったのです。

なのに僕ときたら「かわいい」だとか「きれいなニンジンだね」だとか外見ばかりを褒めてしまってたわけです。
外見を褒めるのはもちろん構わないのですが、やはりそれだけだと相手も外見だけを評価されているように感じて不愉快になりますし、外見ばかり褒めているとまるで僕がカレーの身体目当てみたいに感じて男性不信にも陥ってしまうでしょう。

それに気付いた僕は反省してこのように褒めました。



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するとこの通りのご満悦顔です。
嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちを併せ持ち、頬を赤らめていますね、まあ可愛い。
目に見える具ではなく、ルーの中に内包されて見えないがしかし極めて重要な味の決まり手となるスパイス、言わば内面であるガラムマサラを褒められた女性が嬉しく思わないわけがないというものです。


そうこうしている内にカレーも段々と眠くなったようで、すやすやと布団の中で眠りに就きました。
こうして「カレーを寝かせる」ことと「カレーに愛情を込める」という二つの目的は完全に達成されました。

そして時間は流れて次の日の朝、僕は満を持してカレーを食べることにしました。
昨日の僕と彼女との楽しい一時、精一杯に愛情を注いだ僕の言葉、暖かい布団でぐっすりと寝た一夜。
それらがカレーを一晩で大人の女性へと成長させ、熟カレーとなり、さぞかし美味しくなっているはずなのです!

それではいただきますっ!!!



















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うんっ!!
大して変わらないね!!!

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