先日生き別れた娘と20年ぶりに奇跡の再会を果たしましたがなぜか浄水器の話しかしません 2009年12月15日 日記 トラックバック:0コメント:4

↑野です。

本日大学から帰っている時に「駅のホームで立ちながらちっちゃい弁当箱に白飯だけを詰めたものをひたすら食べているおばさん」を見ました。

感動しました。

一般論においてはこのババ‥おばさんがどういう風に扱われるのかは分かりませんが、僕個人の意見としましてはこのおば様に多大なる才能を感じたわけです。お笑いの才能をね。

もちろんこのご婦人とてなにもウケを狙って駅のホームで白飯を黙々と食っていたわけではないのでしょう。
当然ですよ、もし仮に計算してやってたとしたらそれはそれで面白いですよ。計算の読み違いにもほどがあるでしょう、駅のホームで無表情で黙々と白飯食べることによって一体誰が得するんですか、彼女こそが日本にまだわずかしかいないコシヒカリストですか。

つまりこのご婦人は打算的意図など全く無く駅のホームで白飯をパクついていたわけです。
こんなに面白い人材はそれほどいるでしょうか?僕はこんな人生まれて初めてですよ。
これがほんとのコメディアンなんつってね!

とまあ空気が腐海に沈んだところでこのご婦人の面白さの分析を僕なりにさせていただくとね、シュールにもほどがあるだろうということです。

じゃあちょっとあなたがた想像してみてくださいよ、仕事やら通学やらで電車に乗って帰って来たと。
自分の家の最寄り駅のホームに帰って来ましたよと。
リラックスした状態ですよね、何も恐ろしいことも緊張することもないいつもどおりの見慣れた駅のホーム。
そしていざ颯爽と降り立ってみればですよ。

「おばさんが目の前でちっちゃい弁当箱に詰めた白いご飯だけを無表情で黙々と食べてる」

これが完全にリラックスしていたあなたのビジョンにいきなり飛び込んできたらあなたどうなんですか。
少なくとも僕は顔を手で覆ってめちゃくちゃ笑いましたよ。周りの人にバレないようにコンタクトがずれたふりして顔に手を当てるフェイントを巧みに織り交ぜ笑いに笑いましたよ。

なにこの狙わずして撃った天才的なボケ。しかも体張ってるし。
この光景を見た瞬間に反射的に僕の頭の中に次々とツッコミが湧き出してきたわけです。

まず1:「家で食えや」ですよね。

なんでやねんと。
なんで自宅でもなくカフェでもなく公園でもなくその他もろもろのご飯スポットではなくよりによって駅のホームやねんと。なにそのフリーダムにもほどがあるご飯どころチョイス。
山崎まさよしさんもびっくりですよ。”向かいのホーム、路地裏の窓、こんなとこにいるはずもないのに”と思ったらいましたよ向かいのホームに白飯一生懸命食べてる年配女性が。”奇跡がもしも起こるなら”って起こりましたよまさよしさん。

駅で食べて許される食べ物の基準なんてもちろんありませんけども常識的にはマクドナルド的なものでしょうよ。
このご婦人はその既存の常識という名のフィルターをまるで乾いたコンタクトレンズのごとくパリッと破り捨てたわけです。いくら急いでいたとしても駅のホームで白米食べなければいけないほど現代日本社会は慌ただしくはないと信じたい。

そして2:「なんで白米しか入ってないねん」ですよ。

あの日本古来よりのキングオブ・おかずと合わせて食べよう食品白米にあえて何も合わせないとは。
とんだ放置プレイですよこれは、白米君見ててあげるから一人でやってごらんにもほどがありますよ。

お弁当箱パカっと開けて中見たら白いご飯だけって。
amazonでPlayStation3注文したらコントローラーしか届かなかったみたいなね。
お米本来の味を堪能することに時と場所を選ばないとすれば、これは縄文時代から続く我が国の米文化に一石を投じる類稀なる人材ですよこの方は。

せめて茹でたブロッコリーやらで彩りだけは大切にするんかなと思いきや辺り一面真っ白ですよ。
びっくりした、トンネルを抜けるとそこは雪国だったと言わんばかりに。確かに今さっき地下鉄乗ってトンネル抜けてきたけど。どこのゲレンデですか、私いまゲレンデが溶けるほど恋してますってか。やかましいわ。

さらには3:「なんというシュールさ」ということです。

あのね、東京の大きな駅にはたまに変な人がたくさんいるわけです。
僕もついこの前渋谷駅でセーラー服着たおっさんが口をパッパパッパ鳴らしながら歩いてるという珍光景を目にしたわけですが、びっくりすることはあっても別に面白くも何ともないしむしろちょっと切なくすらなります。
ウケ狙いでやってたとしても明らかにやり過ぎ感やわざとらしい感じがあって寒いだけです。

しかしなんですかこのご婦人の行為の絶妙さ。
まず彼女自身が一番周りの人間を意識していない。白米食べることに必死です。

そしておかしさが微妙なところがいいんです。
先ほどのようなセーラー服着たおっさんがいればおかしいわけです、スベッてるを通り越して迷惑なわけです。
しかしこのご婦人に関しては誰にも迷惑をかけてないのはもちろん、見ていて絵になるシュールっぷりです。
ありそうでないわ?ってのが一番ツボを得ているところです。正常に近い異常の面白さというべきか。

正直見たとき一瞬認めかけましたもん。
(あっ、駅のホームで白米オンリーを黙々とね、なるほど今年ももうそんな季節か?、白米オンリーををを!?)
ってなもんで二度見しましたよ。

白米オンリーとかセンスあり過ぎでしょ。
この人芸人になってたら一般ウケはしなくてもかなり味があって独自性に溢れた素晴らしい芸人さんになっていたのだと思います。

おもしろいにもほどがある。
世間ではどう思われようが僕はこのおばさんにある種の敬意を表したい。

ということでもしもあなたが「駅のホームで全裸でうどんをすすりながらキラキラした眼差しで福山雅治の桜坂を歌っている青年」を見つけたらそれは間違いなく僕なのでよかったら声をかけてくださいね。

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