スーパーひとし君人形を救う会 2009年11月07日 妄想 トラックバック:0コメント:0

テトリスやりたい。テトリスやりたい。もうかれこれ10年近くやってない。え?いやいやそっちの意味のテトリスじゃないですよ。何言ってんすか先輩。あのテーテテテーテテ♪のロシアンチックな曲とともにスタートする魔の依存度を誇る大人のオモチャ。ああ、自宅で一日累計14時間ぐらいテトリスやりたい。もうテトリスになりたい。今気づいた、僕がなりたかったのはテトリスだったんだ。皆から待望されるあの長い棒にはなれないかもしれないけどそれに次ぐL字っぽいやつぐらいには上り詰めてやるさ。そして僕は回転させられL字から7字型に変形させられ、一気に3段ぐらい消してその役目を終えるのです。間違ってもあの正方形みたいなやつにはなってたまるか。あんなんになったら僕のテトリス人生終わるよ。



テトリスにならないにしても自宅で14時間もテトリスやってれば当然部屋中に響き渡り続けるロシアンチックな音楽に誘われてロシア人たちがどこからともなくやって来るに違いない。そしてやつらは玄関で僕の自宅のドアを蹴破り我がもの顔で不法侵入してくる。そして七人のロシア人たちは僕の手元のテトリスを覗き込んで「スパシーバ!UENO!」とかほざきやがるんだ。僕は言う、帰って下さいと。しかしロシア語を勉強したことのない僕はそれをどう言ったらいいのか分からない。分からないんだ。仕方なく日本人独特の感情とは相反する不敵な笑みを浮かべながら七人のロシア人としばらくテトリスで遊ぶ。気づくと奴らは僕の冷蔵庫を勝手に漁りだしやがった。僕はまたしても感情とは相反する笑みとともに「ちょっと何してはるんすかボルゾイさんちょっとちょっと?!人の冷蔵庫何してはるんすかもう?!シャレなりませんわ?!」と西の言葉で訴える。これが第二次東西冷戦だ。しかしボルゾイさんはその毛深い腕毛をなびかせながら僕に言う。「なんだいジャップはこんなチューハイとかいうガキのジュースしか飲まないのかい?ハハ、男はウォッカで乾杯だろう!」とかほざきやがります。そして僕は七人のロシア人にパシられ、近くのスーパーにウォッカを買いに行きます。何と置いていません。仕方なくジャパニーズ侍魂ことチョーヤ梅酒を買って帰ります。七人のロシア人たちはそれを見てひどく落胆します。「おいUENO!お前にはこれがウォッカに見えるのか?」と憤ります。僕は黙ってグラスに氷と梅酒を注ぎ七人のロシア人に配ります。するとさっきのいぶかしげな顔はどこ吹く風、ロシア人たちは歓喜します。「ウメノホウジュンナカオリガイキテル!!」とか抜かしやがります。ロシア人の口から「梅の豊潤な香りが生きてる」というフレーズが飛び出すのはおそらくこれが長い歴史上初めてであり今後も二度と訪れないことでしょう。今、僕の自宅にて歴史が大きく動きました。

ロシア人たちは尚も僕の自宅に居座り続けます。正直終電までいる気満々なその後ろ姿に回し蹴りをおみまいしたいのですが、そんなことをしたら七人の中で最も強そうなアレクサンドル君にロシアンフックでボコられて心的外傷を得る羽目になりますのでここはぐっと我慢の時なのです。すると七人の中の一人、ロシアン美女のナターシアは僕に言います。「ねえ、二人で抜け出さない?」。僕はどうやらロシア人女性にモテるようです。どうりで日本の女子高生にはキモいと言われるはずです。何故なら僕はロシア人女性を虜にするフェイスを宿しているからです。仮に僕がロシアへ留学などしようもんならロシアン美女たちは僕のマトリョーシカを我先にと取り合うのです。

しかし僕もそこまでバカではありません。「二人で抜け出さない?」も何もここは僕の家であり、抜け出すべきはお前ら七人全員であると。しかし相変わらず僕に背を向けテトリスに必死になる七人のロシア人たち。そして彼らは満面の笑みでこちらに振り向き、僕にこう言い放つ。「UENO!次は君の番だぜ!」


「帰れよ…」僕はコントローラーを握りしめながらつぶやいた。


人気ブログランキングへ
トラックバック URL
http://ueno3460.blog8.fc2.com/tb.php/254-a09bda13
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)