新宿でロシア軍第17親衛パラシュート部隊に勧誘されたのも今となってはいい思い出 2009年10月14日 ネタ雑談 トラックバック:0コメント:12

↑野です。

ついこの前ふと思ったのですが、佐川急便とクロネコヤマトは日本国民のプライバシーの一体何割をその手中に収めているのであろうか。


というのも、皆さんご存知のとおり佐川急便とクロネコヤマトは日本の運送業界ツートップといっても何ら遜色はありません。

そしてそこから派遣されたスタッフの方々が各家庭へと訪問し荷物を届けるのであります。
ご苦労様です。

僕とてもちろん例外ではなくamazonやら何やらで買い物をすれば佐川が家にやって来るわけです。
もうこのアパートで暮らし始めてから何度佐川とクロネコはうちに来たことか。
正直「あっ、この人この前の配達の時も…」的な嬉しいような気まずいような再開を果たすこともしばしば。飲みに誘ってやろうか。

そんな日々の中で僕は生活を営んでいたのですが、この前も本やらテキストを通販で注文しまして当然我が家に佐川がやって来るわけです。

まずは電話がかかって来ました。
在宅確認というやつですね。
そして僕は見ず知らずのおっさんに、「い、今から…あなたの家に行っても、…いいかな?」と揺さぶりをかけられるのです。緊張のためか彼の息遣いが多少荒くなっているのがすぐに分かる。
日本はすごい社会だ。

そして拒む理由もない僕は冷静な振りをして言うのです。
「ああ、来いよ、待ってる。」
顔がいつもより3割増しでイケメンです。

するとものの2,3分でおっさんはやって来るわけです。
何ということでしょう、待ちきれなくて家のすぐ近くに待機してたんだね、愛いやつ愛いやつ。

「こんばんはー、佐川急便ですー。」

分かっているのは前提でもう一度自分の存在を念押ししてくる。
この野暮なやり取り、嫌いじゃないさ。

そして僕は扉を開ける。
「やあ、よく来たね。」という一言と供に。

するとおっさんは目の色を変えて言い出す。
「ええーっと、10721円になります。」

何ということだ。
まさか開口一番金を要求してくるなんて。
(奥さんと別れて。それが出来ないなら手切れ金払ってよ)という具体的なセリフは無くともそのニュアンスは容易に汲み取れる。

これ以上二人の関係をこじらせたくない僕は溜め息とともに財布を持ってくる。
「これでいいんだろ?悪いがもう会社にも家にも電話しないでくれ。」

するとおっさんはさらに要求を追加してきた。
「それではここにサインお願いします。」

こいつ…。
どこまで俺をこけにすれば気が済むんだ。
(あなたこそもう二度と私と関わらないでよね、誓約書にサインしてよ)とは。

どうせもう会うことも無いのだからと僕は怒りを抑えてそこに名字を書き込む。
気まずい時間が二人を包む。

そうしてまさに書き込んでいる時のことであった。
おっさんは玄関のけっこう内側にまで入って来ていたのだが、僕が壁に誓約書を押し付けて名字を書き込んでいる時に自宅の何かを見て少し驚いた表情をし、そしてすぐにニヤりとしたように見えた。

(ん?一体どうしたというんだ?)
思いつつも僕は誓約書にサインするとそれをおっさんに叩き付けるようにして渡した。

おっさんは言った。
「ありがとうございましたー。ww」

何だ、急に笑顔になるなんて。
不純な関係とはいえ、二人の長い長い逢瀬の歴史の最後ぐらいはお互い笑って終わろうということであろうか。

そう感じた僕は彼をぎこちのない笑顔で送りだす。
二人の関係は金と物質的なやり取りを前提としたとても純潔なものとは言えなかったが、
これが僕が男として、いや人として最後に出来る精一杯のことだったかもしれない。

少し気を抜けば切なさに身を引き裂かれそうになりながら僕はリビングへと向かうべく振り返る。



玄関のすぐ近くにローションと×××ー×が転がっていた。

人気ブログランキングへ
トラックバック URL
http://ueno3460.blog8.fc2.com/tb.php/232-bb069632
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)