甘栗自己破産しちゃいました 2009年10月02日 日記 トラックバック:0コメント:4

案の定↑野です。

やはり漫画家の方はすごいなと改めて思うのです。
なんせ週刊誌なら週に1回、月刊誌なら月に1回で毎回締め切りに間に合わせながらもクオリティの高いストーリーやらキャラクターやらを考えていかなければいけないのですから。
一話完結型だと毎回毎回設定も登場人物も考えていかなければいけないですし。

これは相当しんどい事だと思うのです。

締め切り間近だからといって妥協してしまうとその妥協が次々と消す事の出来ない傷痕となってその人の作品を本人の理想から遠ざけてしまい、終わってみれば本当に自分が描きたかった作品と少し違うという事にもなるでしょうし。

そういった妥協の連続がクオリティの低下を招けば読者からの人気も低迷させてしまう事も多々あると思います。

しかしだからといって妥協を惜しみ締め切りに間に合わなければ連載自体を失う事にも繋がり、自分の作品を発表する事さえ出来なくなってしまいます。

つまり、漫画家とは「定められた時間の中で常に一定以上のクオリティを維持し続けなければならない」というとてつもなく難しい事を要求され続けられる職業であり、そこに身を置く彼らはすごいのだと思うということです。


特に僕はギャグ漫画が大好きなのです。
うすた京介さん、増田こうすけさん、尾玉なみえさん辺りが大好物です。

それぞれみんな独自性という物を持っていてそれを作品に色濃く反映させているのが大きな理由だと思います。
くだけた言い方をすれば独特のセンスがあるという事でしょうか。
とにかく面白いし作者の愛すべき部分が作品に見て取れるのが楽しいですね。

さらに漫画家の方の凄さは恐ろしいぐらいの狭き門を潜り抜けてきたというその経験からも言えるのではないでしょうか。
詳しく調べたわけではないので強くは言えませんが、漫画家になり人気週刊誌や月刊誌に連載を持つことがどれ程狭き門であることか。
デビューそのものの難しさも去ることながら、もちろん連載さえすればそれで安泰というわけでは決してなく、その後読者から支持をもぎ取り、それをずっと維持し続けなければいけないというのはもう気が遠くなる程の難関だと思います。

努力しなければなれないけれどもだからと言って努力が報われる確率が低い様にも見えますし。
絵が上手くたってストーリーが良くたって結局作者の何か魅力のような物がそこになければヒットし辛そうです。
芸人さんやタレントさんにも言える事ではあると思いますが、実力があっても売れるとは限らないという事が言えそうです。
何だか寂しいですね。

そして今や漫画もテレビなどのメディアにそこまで引けを取らない程の読者を抱えていると言ってもいいと思います。
特にジャンプやチャンピオンなどの人気週刊誌や月刊誌に連載しようものならその影響力、読者数は半端では無いでしょう。
最近では中年層の漫画に対する見方も変わりつつあるようで、今となっては漫画は青少年だけのものではなく最早大人にとっても重要なメディアなのかもしれません。

小説やドラマにも言える事だと思いますが、漫画は読者が登場人物に共感してその疑似的体験を共有する事も出来るし、傍観者として事の成り行きを見守るという楽しみ方ができ、これは改めて考えてみるとやはり素晴らしいものだと思います。
まるであたかも複数の人生を生きているかの様な錯覚は時には貴重で時には甘美なものではないでしょうか。

何故急にこの様な事を書いたのかと申しますと、
とある雑誌や単行本の中で作者の思想や哲学、現実的な自分の仕事のことについて語っている文を目にする事があるのですが、どれもこれも深いです。
ギャグ漫画の筆者であれシュールな思想系漫画の筆者であれ物凄く深く哲学的な考えを持っていて、それを記していらっしゃるのを見て感銘を受けたのです。
やはりあの人たちは何かが違う、違うからにこそあの場所にいるのだなと思い、
気づくと僕の手は勝手にパソコンのキーボードの上に降り立ち蜘蛛の動きを始めたのです。


僭越ながら、漫画家を目指す友人に熱いエールを贈りたい。


人気ブログランキングへ
トラックバック URL
http://ueno3460.blog8.fc2.com/tb.php/213-8363c3e1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)