のりお・ザ・ネガティブワーカー 2009年06月23日 純ネタ トラックバック:0コメント:28


のりお「やあ!こんにちは!僕の名前は大林のりお!!会社員だよ!今ちょうど昼休み中でね、今からご飯食べに行くんだ!」





のりお「うん、まあ一人で食べに行くんだけどね!え?なに?…え、友達?い、いや、いるよ!!いるに決まってるじゃないか!!はあ!?ちょ、何言ってるの!やだなあもう。友達とかもう普通に26人くらいいるよ!ほんとだよ!きょ、今日はたまたま一人なんだよ。ほら、皆マクドナルドとかのジャンクフードとかばっかり食べに行くからさ、ほら僕ってストイックで健康管理とかにうるさいじゃない?だから基本的にそういうの無理なんだよね。それに僕一匹狼っていうか、ね?ほら人と群れなきゃ何も出来ない奴らとは違うし。とりあえず友達はたくさんいるよ!友達い過ぎてこの前『友達』っていう文字がゲシュタルト崩壊したくらいさ!!」


のりお「…えっ?『自分が勝手に友達と思ってるだけで周りはそうは思ってないかも』だって?は、はあああ!?そんなんじゃないし!!な、何言ってんの!?バっカじゃないの!?ちゃんと普通にメルアドとか知ってるし!!…うんまあ、仕事の内容のメールが9割5分8厘だけど。プライベートな内容のメール送った瞬間に明らかに相手自作の『システムエラー:こちらのアドレスには遅れませんでした。もう一度アドレスをご確認下さい。』ってメールが返ってきたりもしたけど…おかしいよね『送れませんでした』じゃなくって『遅れませんでした』って字間違ってる時点で個人が作成したよね。女子の同僚にメール送ったら『なんでアド知ってるんですか?怖い…』とか返って来たしね。まあでもそれは決してそういうのじゃないよ!あれはあれだよ!小粋なジョークだよ!」


のりお「あっ!そうこうしてるうちに本日のランチを食べる定食屋さんに着いたよ!!それじゃあ入るね。」


(ガラガラッ!!)


店員「いらっしゃいませこんにちはー!お客様何名様ですか?」

のりお「一名で!!」

店員「えっ?…あ、は、は、はい、か、かしこむり…あっ、かしこまりました…。そ、そ、それではこ、こちらのお席にどうぞ…」

のりお「は、はい……。」

のりお(くそっ!!なんだよあの店員!絶対僕のこと馬鹿にしたよ!!一名ってだけで勝手に判断しやがって!全く客を何だと思ってるんだよ!くそうっ!絶対あいつ僕のこと友達いない奴だと思ってるよ!明らかに動揺してたもん、なんか『かしこむり』とか言って噛んでたもん!なんだよそれ、なんか新手の相撲の技の名前みたいになってるじゃないか!くそ、絶対友達いないと思われたよ!失礼だな!友達とか38人ぐらいいるよ!!だいたい一人でご飯食べるのをこんなに特別視するのは日本ぐらいだよ!アメリカとかだと恥ずかしくもなんともないごく普通のことだよ!こんなだから日本はいつまでたっても経済面以外は発展途上国だって言われるんだよ!アメリカとかの文化をもっと見習えよ!まあアメリカ行ったことないけどね!!)

店員「ご注文はお決まりでしょうか?」

のりお「あ、はい。それじゃあカツ煮定食…」

店員「カツ煮定食がお一つ…」

のりお「…と、食後に『欲張りパフェ』を一つ。」

店員「はい、欲張りパ…ひぎゃっ!?え、あ、パ、パフェえ!?(裏声)あ、いえ、失礼いたしました!欲張りパフェを食後にお一つ…」

のりお「……………………。」

店員「それでは失礼します。」

のりお(何だよあいつ!!!絶対さっき『おっさん一人で来てしかもパフェかよ!?キモっ!!!』とか思ってたよ!!絶対そうだよ!死ぬほど腹立つよ!どうせ今も厨房でバイト仲間に『おっさんが一人で欲張りパフェ頼んだよ!どんだけ欲張ってんだよww』とか言って皆で笑ってるんだよ!!絶対そうだよ!そうとしか言いようが無いよ!この気持ちを胸に抱いてこの先の人生を生きていくよ!!)

店員「すみませんお客様…」

のりお「え、は、はい?」

店員「当店ただいま大変混み合っておりまして。こちらのお客様と相席していただいてよろしいでしょうか?」

のりお「ええっ!あ、あの…いや、はい、別に…大丈夫…ですよ…」

のりお(くそ!なんだよこれ!何で知らない人と向かい合って飯食べなきゃダメなんだよ!そいつ待たしとけよ!いい加減にしろよ!だいたい本人が横にいる状態で言ってくるなんて卑怯じゃないか!!そんなの断りづらいに決まってるじゃないか!そもそも日本人は戦時中の軍国主義下における集団主義的教育により他人との協調性を強化され過ぎて物事をあまり断ることが出来ないという文化的背景を持った民族だと知っててそれを盾にして頼んできたに違いないよ!!って言っても僕は全然そんな一般大衆の意見や風習に安易に流されたりしないよ!ほんとだよ!だって『たまごっち』が流行り出した当時皆が持ってる中僕だけたまごっち持ってなかったもん!別に当時5万円ぐらいしてお金無くてお母さんに頼んだけど買ってもらえなかったとかそんなんじゃなくってね…。とにかく卑怯だよ!日本の軍国主義は!!)

美人女性客「すみません、相席ありがとうございます…。」

のりお(これだから日本人はやめられないよ!軍国主義の明日を見たよ!)

店員「それではお客様、ご注文はお決まりですか?」

女性客「はい、じゃあ、えーっと…カツ煮定食で」

のりお「YES!!!カツ煮YES!!」

女性客「え!?い、いえ、YES!?」

のりお「え!あ、いや、何でもないですよww」

女性客「は、はあ…」

のりお(やっちゃったよ…声に出ちゃったよ…。ま、まあいいか。それにしてもまさか注文が被るなんてやったよ!これはもう結婚秒読みと言っても過言ではないよ!!やだなあもう、これだから人生はおもしろいんだよ!そりゃ毎日定時に帰って12時間も寝るよ!!)

女性客「どちらの会社の方なんですか?」

のりお(ほーら来たよ。これだから女ってやつは…、優秀な男の匂いをすぐに嗅ぎ付けては捕らえようとしてくるんだから…。怖いよ、飢えた女も、自分から溢れ出る魅力も怖いよ!そりゃ2時間かけて半身浴もするさ!!)

のりお「え、あ、はい。○○商事です。」

女性「ええ?!○○商事なんですか!?私隣の△△銀行なんですよ!」

のりお「え…」

のりお(なんだよ…△△銀行っていったら一部上場の日本を代表する銀行じゃないか…。なんだよこの女、僕の会社が一部上場してないのを知るやいなやこれかよ!空気読めよ!!なんですか?相席してるやつが一部上場じゃなくて『気分は上々♪私は上場♪』ってか!?えせラッパーめ!!そういう現代社会において商品や自分の属する組織の記号性を求めるいわゆるブランド志向っておかしいだろうが!バカじゃないの!そんな見せ掛けの物に踊らされて本当の価値に気づけないなんて不幸な奴だよ!そんなにエリートキャリアウーマンならこんな定食屋でカツ煮定食とか食ってんじゃないよ!!カツ煮定食とかクソだよ!!そんなの頼む奴の気が知れないよ!!……あっ、僕を除いてだよ!!?僕にはカツ煮定食を食べる権利があるからね!国連のお墨付きだよ!?)

女性客「あっ、メールが8件も来てる。めんどくさー。」

のりお(ほらほら始まったよ!!『私友達たくさんいるし、バリバリのキャリアウーマンだからちょっと目を離した隙に取引先や友達からメールたくさん来ちゃうんですう?』自慢遠まわしに始まったよ!!!なんだよ、それじゃあまるで僕がリア充じゃないみたいじゃないか!僕はリア充だよ!信じられないくらいリア充だよ!僕ぐらいのリア充見たこと無いよ!あれだよ、高校生の頃とか学校から帰ったらずっと家でリコーダー吹いてたよ!言わば学生時代は音楽やってたと言っても過言じゃないよ!ギターとかベースとかドラムとか皆がやる楽器はあえてやらずに独自性を貫いたとしか言えないよ!別にギターとかドラムは難しそうだから避けたとかそんなんじゃないしね。むしろギターなんかよりリコーダーの方が断然難しいしね、ギターは弦が6本しかないけどリコーダーの穴はもっとたくさんあるもん!!自明の理だよ!…何の話してたんだっけ!!)

店員「大変お待たせいたしました。カツ煮定食ご注文のお客様?。」

のりお(やっと来たよ。全く何分待たせるんだよ。厨房で僕の悪口ばかり言ってて手を動かさなかったんだろ?さっさと食ってこんな店早く出…)

女性客「あ、はーい!私です。すごい、早ーい!」

のりお(僕のだよ!!?…あ、そうか、このメス豚野郎は僕もカツ煮定食を注文したのを知らないのか!ちょっと気が引けるけどここは勇気を出して言うしか…)

店員「『欲張りパフェ』ご注文のお客様。」

のりお(パフェ先来ちゃったよ!!!あれほど食後と言ったというのに!!『欲張りパフェ』というより『出しゃばりパフェ』ってか!?うまくもなんともないよちくしょう!!)

女性客「え……、一人で来店して…まさかのパフェ一点張り…?」

のりお(何この拷問コンボ!!??あまりにもうまく悪い方向に行き過ぎてちょっと感動すら覚えたよ!!僕が一体何をしたというんだい!!?)

女性客「正直……引いちゃいました…。」

のりお(いやそんな甘栗感覚で言われても!!)


(厨房奥)

店員A「ほら、あいつパフェ目の前にしてめちゃめちゃ嬉しそうだよww」

店員B「うわー、アイタタタタタww」

店員C「どこから食べるか賭けようぜww。俺真ん中のコーンフレークの層から食べるに500円ww」


のりお(なんか賭けの対象にされてる!!食べづら過ぎて目の前が霞んできたよパトラッシュ…)

女性客「あっ…やばーいww会社から呼び出しだwwもおー、昼休み関係なしとか?wwすいません失礼しますねー」

のりお(絶対ウソだ…。だってあいつ携帯机の上置いてたけど鳴らなかったしバイブレーションもしなかったもん…。くそっ!あの女!!あいつが家帰ったら自宅にイナゴが大量発生してればいいのに!!しかしそれにしてもこのパフェうまいなっ!!思わずコーンフレークの層のところから食べちゃったよ!!卑怯だよこんなの!!こんなの絶対明日も食べに来るしかないじゃないか!!これが日本飲食チェーン店のやり方かよ!汚いよ!誰かが変えなきゃ、歪んだ資本主義に翻弄されたこの国を!!)




(30分後)

のりお「どうだったかなみんな?これで少しは僕の輝かしい日常を知ってもらえたかな?今日だけを見てたらなんだか僕がさえない奴みたいに見えるかもしれないけど、決してそんなことはないんだからね?まあ、ちょっとしつこいかもしれないけど、僕普通に友達68人ぐらいいるんだからね?たまにこうやって嫉妬した人たちに嫌がらせされることを除いては怖いほどに順調な人生なんだよねww。ほんとテレビの取材とか来たらどうしようww、たぶん断るけどねww。余裕っしょ、人生ww!!」


のりお「……え?『ところでさっきから一体誰と話しているの?』だって?」



のりお「まあそれは正直僕の方が教えて欲しいとこだよねwwwwwww」

                                              END  









のりお「ごめんねみんな…実は僕みんなに一つだけ大きなウソをついてたんだ…。
さっき一度『半身浴に2時間かける』って言ったけど、ほんとは30分ぐらいしかしないんだ…」




そこかい!!

テーマ:お笑いネタ - ジャンル:お笑い

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