ナオキ in the sky 2009年04月16日 純ネタ トラックバック:0コメント:18


僕の名前はナオキ。死んだんだ…。今朝トラックに衝突されてね。

そして今ものすごい事が起きたんだ!

なんと魂だけが幽体離脱したんだ!

びっくりした。幽々白書の最初の方みたいな感じなんだ。みんなには僕が見えていないみたいだけど僕にはこれでもかというほど見えるんだ。


どうやら僕のお葬式が始ったようなんだ…


母親「ナオキ、ナオキ…うう…」

ナオキ(母さん…)

父「ほら母さん、気をしっかり持つんだ。ナオキが安心して旅立てないじゃないか」

ナオキ(父さん…)

母「そうね。最期ぐらいは笑って送り出してあげなきゃね」

ナオキ(母さん、ごめんよ…)

母「ほらナオキ、これ棺桶に入れておくわね。あなたが大好きだった…」

ナオキ(母さんありがとう)

母「母さんが若かりし頃に撮った梅宮辰夫とのツーショット写真よ」

ナオキ(ありが、んんんんんっ!!??)

母「そうだ、あとLv18面までいったテトリスも入れておくわね」

ナオキ(苦労したけども)

母「あとこれ、ナオキがお気に入りだったTシャツよ。…生乾きで犬の匂いがするけど」

ナオキ(ちゃんと洗ってよ!)

母「でも犬は可愛いから多少臭くても我慢できるけど、こんなダサいTシャツからこんな匂いされるとね」

ナオキ(ダサい言うな!)

父「ほらナオキ、お母さん犬好きやから…」

ナオキ(……………好きだから何!?フォローになってないからね!?)

母「ど真ん中にでかでかと『残念ですが初めての方にドモホルンリンクルはお売りできません』って書いてあるこのTシャツは正直どうかと思ってたわ」

ナオキ(なら僕が悪いよ!!僕なんでそんな服チョイスしたんだろ!?)

母「正直引くわ」

ナオキ(引かないでよ)

父「おおっと、これを忘れるところだった。ほらナオキ、お前が大切にしていた七つの世界を解放し唯一魔王を倒せると言われる伝説の剣エクスカリバーだ」

ナオキ(はいどうも)

母「早速ここで装備して行くかい?ww」

ナオキ(黙れ)

父「それよりなナオキ。なんと皆さんお前のために来て下さってるんだぞ(泣)…本当にお前は幸せ者だな」

ナオキ(なんだって!?み、みんな…)

松尾先生「ナ、ナオキっ!!どうしてお前、こんな…こんなことに…」

ナオキ「松尾先生…」

松尾先生「ナオキ…お前言ってくれたよな、先生の奥さんが遠目から見たらどう見てもムツゴロウさんにしか見えないのに近づいてよく見てみたらなんか換気扇っぽいって」

ナオキ(信じられないぐらい言った覚えがないです、もうそれはすがすがしいほどに)

先生「おかげで先生の奥さんはあの日から毎日チャトランのビデオばっか見るようになった」

ナオキ(あ、でもショックの受け方そっちの方にいったんだ)

母「ここにリアルチャトランがおりますぞいっ☆!にゃんにゃん☆!」

ナオキ(しゃべんな)

父「ほらナオキ、お母さん猫も好きやから…」

ナオキ(だからさっきからなんなんだよ!全然フォローになってないって言ってんだよ!!)

リエ「ナオキ君…(泣)」

ナオキ(リ、リエちゃんっ!?リエちゃんも僕の葬式に来てくれたんだ!感激だよ)

リエ「私実はナオキ君が私のこと好きなの知ってたんだよ…」

ナオキ(そ、そんな!気づいてたなんて!まさかリエちゃんも僕のこと…?)

リエ「ナオキ君とか正直確実に無理だけど、その、なんていうか、確実に無理なのよ。確実という言葉がこれほどまでに信じられたのは今まで生きてきて今日が初めてよハッピバースデー新しい私」

ナオキ(僕もたった今「確実に」冷めたよ)

リエ「もうナオキ君の意味が分からないよ」

ナオキ(僕の意味が分からないの!?…どういうことだよ失礼だな、それはこっちのセリフだよ全くもう)

リエ「だってナオキ君いつも学校に『残念ですが初めての方にはドモホルンリンクルはお売りできません』って書いたTシャツばっかり着て来るんだもの」

ナオキ(確かにそれは僕の意味が分からなかったよ!!ごめんね!!くっそ?myファッションセンスめ)

父「おお!お坊さんが来てくださったようだ」

お坊さん「この度はご愁傷さまです。お経を読ませていただきます」

ナオキ(これで僕も天に召されるのかな)

父「すみませんお坊さん。実は息子の遺品整理をしていたところ、去年息子が金曜ロードショーでウォーターボーイズを見て青春に憧れる気持を抑えきれなくなった時にあいつが書いた自作曲があるんでそれをこの場でお経代わりに流させてもらえませんか」

ナオキ(うぎゃあああああああ!!!)

お坊さん「ちょっとお父様!何を言ってるんですか!」

ナオキ(そうだ!止めてくれ!!)

お坊さん「迷ってる場合ですか!?それはやるっきゃないでしょうが!!!」

ナオキ(こ、この坊主嫌なアグレッシブさに満ち溢れている!)

お坊さん「それではCDを貸してください」

父「お坊さん、さらにお願いがあります。ここに楽譜があるんで息子のために生で演奏してやってくれませんか!お願いです!!」

ナオキ(やめてえええ、人に歌われるのはもっと恥ずかしいいいい!!)

お坊さん「お父さん、あのね!いい加減にしてくださいよ!!」

ナオキ(よかったあ~)

お坊さん「そんな、私ギターぐらいしか弾けませんよ!!」<テロテロテロテロシャンシャーン!!>

ナオキ(ぎやああああ!ものの見事な指さばきいいい!!そしてこの用意周到ぶり!)

お坊さん「ナオキ君、天国で聞いてくれていますか?ナオキで、1stシングル、『俺は水陸両用』!!」


『俺は水陸両用』 作詞・作曲:ナオキ  歌:13代目住職 流星隼人


じつはおれ水陸両用なんだぜほんとだぜ

いやいやマジでマジで

あれだよ、「水泳部と陸上部掛け持ちしてるんだ(笑)」的なオチじゃないよ

ちょ、帰らんといて!信じてよ

ほらよく言うじゃんか「生まれたての赤ちゃんをお風呂に入れたらすぐに泳ぎ出す」みたいな

もっと言ったらお母さんのお腹の中にいる時は水中で生きてるじゃんか

そう考えたら人間ってみんな水陸両用なんじゃないのかな


俺も

気になるあの子も

いかした姉ちゃんも
                        
みんなみんな水陸両用※1

そう考えるとやっぱりウォーターボーイズっていいよね

はい今すれ違った女の子みんな俺の彼女※2


(※繰り返し)




父「うん、まあ、住職の本名がカッコ良過ぎて歌に全然集中できなかったけども」

母「ええ、住職の本名が本当に源氏名みたいでカッコいいんですね」

松尾先生「最近TUTAYAでブルーレイ版のAVレンタル始まったけど、よくよく考えたら『AVをブルーレイで見るってどんだけ高画質で観たいねん必死やなこのおっさん!』みたいに店員に思われてそうで恐い…」

リエ「確実に世界同時不況はこの先10年以内にもっと確実に目に見える形で確実に忍び寄ってくるよ確実に」

ナオキ(こいつら…)

父「ていうかピザとろうか法事やから」

ナオキ(うわ?こういう時に両親がそういうのするのやめてよ?もっと悲しみに打ちひしがれててよ)

母「もちろんシーフードイタリアーナに決まりね」

父「おいおい、笑わせんなよ。ここはドミノキッズスペシャルだろ。君昔からそういうとこあるよ、シーフード系頼んだらオシャレで通っぽいとか思ってるようなとこあるで」

ナオキ(考え過ぎだろ!そして可愛いな、キッズスペシャルて)

松尾先生「じゃあもうあれでいいじゃないですか。なんか一つのピザでいろんな味に分けれるやつ。あれにしたらいいじゃないですか。」

ナオキ(言ってることは正しいけどこいつに食う権利あんのか?)

父「これやから素人は…、確かに一見それやと皆が満足するように見えますけど、一つの味あたりのピザ切れ数が格段に減るうえに、『ちょっとこの味飽きてきたから一切れ交換しようぜ』とか言って最後の方で冷えたカチカチのピザ渡してくる奴絶対出てくるんですよ!」

ナオキ(ややこしいなおい!先生が言ってたんでいいじゃんか。そして宅配ピザの素人ってなんだよ)

エリ「じゃあもう確実にあれでいいじゃん。あのサイドメニューに載ってるなんかちっちゃいチキンみたいなやつとかパスタとか別々で注文したら確実じゃん」

ナオキ(ああ、もうそれでいいじゃん「確実に」言いすぎてて腹立ってきたけど)

母「正気なの!!?これだから素人は。パスタはサイゼリヤで、なんかちっちゃいチキンはマクドナルドで食べればいいじゃない!!ほんと手が出るわよ小娘!!」

ナオキ(こいつまで素人言いだした)

お坊さん「みなさんそこまでです!!ではこういうのはどうです?2Lコーラ4本買うっていうのは?」

ナオキ(一番ないわ!!それこそコンビニ行けよ!)

4人「どうして気付かなかったんだ…」

ナオキ(全員アホだ!!もうこいつらしんどいよ!)

お坊さん「良ければ聞かせていただけますか?息子さんはどのようにして亡くなられたんですか?」

ナオキ(この流れで!?えっ、今聞く!?)

母「そ、それが…。いつものように息子が『トーストをくわえた美少女と出会い頭で偶然ぶつかる練習』をしていたら出会い頭で7tトラックに跳ねられたんです…(泣)」

ナオキ(いい加減にしてくれよ母さん!)


ナオキ「確かにそのとおりだけど!!」




この直後にナオキは天国へと旅立った。

不思議なことに、この時彼が天に向かって飛び立つ様を空になんとなく見たような気がすると全員が口をそろえて言うのだ。

それはナオキの思いの強さが起こした奇跡だったのか、
それともみんなのナオキへの愛がそういった幻覚を見せたのか、

真相は誰にも分からない…

ただ一つ分かることは、


結局あの4人は
「三種の贅沢チーズ・デラックスドミノバラエティスペシャル・耳までチーズ&ソーセージ パーティーキングサイズセット」
を注文した。

                                            END

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